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映画の歴史

草創期から始まって、最初の約30年間、蓄音機や楽団を用い、あるいは活動弁士を通じて、外から音を付加していたことはあったが、映画それ自体は音を発しない無声映画でした。

ところが、1930年前後からトーキー化の波が押し寄せてくる。

トーキーとはフィルム上の録音帯(サウンド・トラック)に音を記録し、映写時に画面と同調させて再生する映画です。

先頭を切ったアメリカでは、まず部分的に音を出すパート・トーキi『ドン・ファン』(26)が、ついで台詞がなく音楽だけのサウンド版『ジャズ・シンガー』(27)が世に送り出されました。

そして28年、完全な発声劇映画『ニューヨークの灯』が登場します。

以降、世界の映画はトーキーが標準となっていきます。

こうしてミュージカルなど、新たなジャンルも生まれ、映画は大きな飛躍を遂げることになるが、一方でトーキー化は、製作費の膨張、声質の悪いスターの凋洛などを招きました。

アニメーション

最初のアニメーション映画は1906年という早い段階ですでに登場しているが、この分野を大きく発展させたのはアメリカのウォルト・ディズニーです。

彼はアニメーション映画のトーキー化、カラー化、長篇化をつぎつぎ成功させ、20年代から戦後にかけ、アニメ界を先導しました。

吾暴雄(38)、『ファンタジア』(40)など、このとき生み出された作品には名作も多く、現在も高い人気を誇っています。

最近では、実写映画も出しているディズニー映画。

リアリティを追求しつつも、ディズニーの世界はそのままなのが魅力的ですよね。

映画に使われる音楽もこれまたすばらしいです!

映画の歴史・・・その2

1929年、ウォール街の株価が大暴落します。

世界を震擦させる大恐慌の始まりです。

この未曾有の国難を打開するため、アメリカが実施したのが、資本主義を修正するという大手術、すなわちニュー・ディール政策でした。

このとき、さまざまな芸術家がこの運動に協力し、宣伝活動の一翼を担うようになります。

映画界では記録映画作家たちがこれに参加しました。

ペア・ロレンツの『河』など、このとき生まれた作品には秀作が多いです。

映画の歴史・・・その4

映画に色を施す試みは草創期からなされています。

たとえば、19世紀末から1920年代にかけては、撮影が終わってから、白黒フィルムに着色するという方法がよくとられていました。

だが、本格的な色彩映画が登場するのは、30年代に入ってからです。

先行したのはアメリカでした。

まず、32年、3原色を3本のフィルムに分解感光させる"テクニカラー方式"が開発されます。

劇映画では『虚栄の市』(35)が最初で、ほかに『風と共に去りぬ』(39)などにも用いられました。

ついで52年、一本のネガで3色を感光させる"イーストマンカラi方式"が誕生します。

前者より扱いやすかったため、以降、こちらのほうがカラーの主流となっていきます。

映画の歴史・・・その7

1940年代から50年代にかけてアメリカで続出した実験映画をアンダーグラウンド映画と言います。

60年代以降の作品も含め、"ニュー・アメリカン・シネマ"とも呼びます。

同時代のビート族が展開していた運動、すなわち既成芸術に対する反抗や実験活動と深いつながりをもちます。

特徴としては、映画産業からの独立を志向する反商業的姿勢、既成の社会的、芸術的価値観に対する反発、作家個人の主観性に重きをおいた視点などがあげられます。

また、映画それ自体の特性も探求しました。

代表的な作品にマヤ・デレンの『午後の網目』、ケネス・アンガーの『花火』などがあります。


【赤狩り】
アメリカでは第二次大戦後、映画界から共産主義者を追放しようとする動きが活発化し、1947年から54年にかけ、共産主義の浸透度を調査するため、多くの映画人が議会の非米活動委員会に召喚されました。

その結果、鋤人以上がブラックリストに載せられ、映画界を追われることになった。

なかにはエドワード・ドミトリク監督のように、証言を拒否して入獄した者もいます。

映画の歴史・・・その8

大型映画とは縦横比1対1・33の標準スクリーンに対し、もっと横長のワイドスクリーンを採用した映画のことをいいます。

テレビへの対抗策として、とりわけ1950年代のアメリカで発展します。

方式はいくつかに分かれていまうs。

"シネラマ"は複数のカメラと映写機を使用します。

アメリカでは『これがシネラマだ』から始まるが、すでにアベル・ガンスが大作『ナポレオン』で、同様の方式を用いています。

"シネマスコープ"は特殊なレンズで横長画像を圧縮撮影し、拡大映写する。

『聖衣』が第一作でした。

"ビスタビジョン"は横幅の広い画像をそのまま拡大投映します。

最初に用いられたのは『ホワイト・クリスマス』です。

また、アカデミー賞を3回も受賞したフレッド・ジンネマン監督の『オクラホマ』(55)に代表される70ミリ映画など、大型フィルムを使用する方法もあります。

大型化は当初、大作だけにみられる片寄った現象だったが、いまやワイド・スクリーンは、標準的な画面サイズとなっています。

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