呼吸が止まっても寝続ける?
カリフォルニアのビル・デメントとその一派が最近睡眠機構の機能不全について劇的な症例をいくつか研究し、睡眠時無呼吸症という名称で記載しました。
この症例では、フランスベッドでの睡眠中に実際に呼吸を停止する患者がおります。
筋肉の弛緩のため上部気道がふさがってしまったり、肺の下にあって空気を吸い込ませる横隔膜の動きがたんに止まったりするだけでも生じるらしいのです。
いずれの場合でも、酸素レベルが低下して血液中の二酸化炭素量が増大する結果を招きます。
さいわい呼吸障害は覚醒を促しますから、正常呼吸が回復して患者は再び寝入り、つぎの無呼吸エピソードまで眠れるというわけです。
この病気は、ごく最近記載されたのですが、デメントの見解ではありふれた疾患だということ。
こんなふうに規則的に緊急事態がおこると睡晩が大いに妨げられるのは明らかですが、この病気で不思議なのは、多くの患者は自分の不眠症の原因にまったく気づいていないらしいことです。