男のフレンチ・テイスト 3
フレンチ・テイストのものは、過激でない流行集団の中にいる安心感があり、素材的にもかなり高級素材を使用するところもイタリアンと一線を画すところです。
ミラノで活躍しているエルメネジルドゼニアなどは、その高品質とシルエットからしてフレンチ的でもあり、ヨーロッパ全体を包括するものです。
もともとファッションに際立った境界線がないですし、お互い影響し合うものですから、デザイナーやハウス・ブランドによって混じり合っているのが現状でしょう。
ところで、日本に初めてデザイナーズ・プランドの紳士服を持ち込んだのは、ピエール・カルダンです。
その次に、テッド・ラピドスが現れたのが、1960年代だったように思います。
当時のフレンチ・テイスト(ハイウエスト、フレアードライン、タイトフィット)は、現在のフレンチ・テイストと大きく違います。
当時、日本の既製服は、吊しといって地位が低かったのですが、ライセンス既製服で大いにイメージを上げました。