背広の源流はブリティッシュにあり 2
背広の原型ともいえるラウンジ・スーツは現代まで大きな変化もみせずにブリティッシュ・スタイルという伝統的なスタイルをかたちつくっているのです。
アイビールックと呼ばれるアメリカン・スタイルも、ナチュラル・ショルダーのイタリアン・テイストも、ブリティッシュ・スタイルのディテールを少しばかり変化させたものといっていいでしょう。
このブリティッシュ・スタイルの原型であるラウンジ・スーツは、服地はウールのウーステッドで無地。
もしくは無地以外ならストライプかチェック、あるいはヘリンボーン。
色はグレーかダークブルー。
スタイルはシングルかダブルブレステッドという具合のものです。
現在、ブリティッシュ・スタイルは乗馬服のシルエットが基本になっています。
ウエストを軽くしぼり、背中や胸がゆったりするようにドレープがはいり、シングルでは2つボタン上1つ掛け、ときに3つボタン中1つ掛け。
ダブルでは6つボタンの2つ掛け、あるいは4つボタンの1つ掛けです。
この正統派オーソドックスの見本のようなブリティッシュ・スタイルのスーツが今、また新たに見直され始めているのは正統派ならではの強味でしょうか。