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2010年06月 アーカイブ

映画の歴史・・・その8

大型映画とは縦横比1対1・33の標準スクリーンに対し、もっと横長のワイドスクリーンを採用した映画のことをいいます。

テレビへの対抗策として、とりわけ1950年代のアメリカで発展します。

方式はいくつかに分かれていまうs。

"シネラマ"は複数のカメラと映写機を使用します。

アメリカでは『これがシネラマだ』から始まるが、すでにアベル・ガンスが大作『ナポレオン』で、同様の方式を用いています。

"シネマスコープ"は特殊なレンズで横長画像を圧縮撮影し、拡大映写する。

『聖衣』が第一作でした。

"ビスタビジョン"は横幅の広い画像をそのまま拡大投映します。

最初に用いられたのは『ホワイト・クリスマス』です。

また、アカデミー賞を3回も受賞したフレッド・ジンネマン監督の『オクラホマ』(55)に代表される70ミリ映画など、大型フィルムを使用する方法もあります。

大型化は当初、大作だけにみられる片寄った現象だったが、いまやワイド・スクリーンは、標準的な画面サイズとなっています。

映画の歴史・・・その9

【ポーランド派】
1950年代、世界に衝撃をあたえる映画作家たちがポーランドにあらわれます。

アンジェイ・ワイダ、イェジー・カワレロヴィッチ、アンジェイ・ムンクを中心とする"ポーランド派"です。

ナチス占領とスターリン支配に揺れた母国の悲痛な歴史を体験したかれらは、鮮烈な映像造形で不条理な情況や存在を追求しました。

それぞれの作品に『灰とダイヤモンド』、審、『エロイカ』などがあります。

【プリー・シネマ】
1950年代、イギリスに起こった新しい記録映画運動です。

またはその作品のことをいいます。

従来の記録映画がもっぱら社会制度に目を向けていたのに対し、労働者階級の現実に焦点をあて、かれらの日常生活をありのままに描こうとしました。

リンゼイ・アンダーソンの『ああ、夢の国』(53)、カレル・ライスとトニー・リチャードソンの『モンマは許さない』(55)などで、個人を対象にするところや、詩的な表現、自由な構成がその特徴です。

監督のなかには、『長距離ランナーの孤独』(62)を演出することになるリチャードソンのように、劇映画の分野へと進出する者もいて、フリー・シネマの影響は60年代まで色濃く残りました。

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